COROSアプリでは、アウトドアクライミングのセッションをより詳細に振り返り、分析できるようになりました。新たに追加された分析機能により、クライミングの各フェーズをこれまで以上に詳しく把握し、より実践的で充実したトレーニングログを作成できます。本記事では、新機能の概要と、その活用方法をご紹介します。
クライミング統計
クライミングの上達をより広い視点で把握したい場合は、COROSアプリのクライミング統計をご活用ください。
アクティビティページ右上の「統計」からページ上のアクティビティをタップして「登る」の中の「アウトドアクライミング」を選択します。すると、すべてのアウトドアクライミングセッションを一覧で確認できます。
この機能を使うと、以下のことができます。
- 長期的なトレーニングの進捗を追跡する
- 週・月・シーズンごとのパフォーマンスを比較する
- トレーニング量、グレード、継続性の傾向を把握する
これまでの積み重ねを振り返り、自分の成長を俯瞰して確認するための最適なツールです。

セッションの概要
個別のアクティビティでは、セクションに主要なデータが見やすく表示されるので、複数の画面を行き来することなく、その日のアクティビティ全体をひと目で把握できます。
以下の項目が確認できます。
- アプローチ・クライミング・下りルートを表示したマップ
- 完登ルート数
- 運動時間(アプローチ・クライミング・下りを含む合計時間)
- 当日の最多完登グレード
- 自動検出されたリードフォール
- 総累積標高差(ルート上の垂直標高)
- 累積標高上昇(ハイキング+クライミング)
- 距離
- 平均心拍数
- トレーニング負荷
どれだけ追い込めたか、どれだけのボリュームを積めたか、どこが成長したかなど、この概要では、クライマーがトレーニング後に知りたい情報を一目で確認できます。

パフォーマンスの詳細分析
内訳セクションでは、セッション全体を通じた身体のパフォーマンスをより詳しく分析できます。
以下の内容が確認できます。
- アプローチ・クライミング・下りそれぞれの心拍数の推移
- 各ルートや核心部(クラックス)で最も負荷が高かった場面を特定
- 詳細な標高プロファイルで標高変化を分析
- ルートの開始・終了位置を示すマーカーにより、クライミング中とレスト中の区間をより明確に把握
詳細な分析により、パフォーマンスの傾向をより深く把握できます。クラックスで心拍数が大きく上昇していることや、セッション終盤に持久力が低下していることが見えてくるかもしれません。こうした分析結果は、ペース配分を調整したり、重点的に取り組むべきトレーニングを見極めたりするのに役立ちます。

グレードと完登スタイルの詳細分析
グレード分析機能では、どのグレードのルートを登ったか、そしてどのようなスタイルで完登したかが確認できます。
以下の内容を確認できます。
- セッション中に登ったグレードの分布
- 完登スタイル分布の記録:レッドポイント、オンサイト、フラッシュ、アテンプト
データを積み重ねていくことで、自身の成長がより明確に見えてきます。アテンプトを完登につなげられるようになっているか。オンサイトの成功率は向上しているか。こうしたデータから、パフォーマンスの変化や成長の傾向が見えてきます。

アクティビティ内訳:1日の行動を振り返る
アクティビティ内訳では、1日のアクティビティを3つのフェーズに分け、それぞれを個別に確認・分析できます。
アプローチ
距離、時間、平均心拍数を確認できるほか、地図上でルートを振り返ることができます。これにより、アプローチがその後のクライミングパフォーマンスに与える影響を把握できます。

登攀
ここでは、より詳細なデータを確認できます。各ルートには以下の情報が記録されます。
- グレード
- リードフォール数
- スタイル
セッション終了後には、ルート名の追加や詳細情報の編集など、ルート情報を自由に編集・カスタマイズできます。これにより、特定のルートを見返したり、長期的な変化を追跡したりしやすくなります。

自己評価でトレーニングデータをより深く理解する
トレーニングデータを継続的に記録していると、主観的な感覚も客観的なデータと同じくらい重要であることがわかります。自己評価では、以下の内容を記録できます。
- 今回のトレーニングはどれくらいきつかったか
- 身体にどのような影響があったか
これらの主観的な記録を積み重ねることで、トレーニング負荷やリカバリーの必要性をより深く理解でき、数値データだけでは得られない、より包括的なトレーニング分析が可能になります。

クライミングデータを最大限に活用する
今回のアップデートにより、COROSアプリは真のクライミングパートナーへと進化しました。
データを最大限に活用するために:
各セッション後に概要を確認し、成長の過程を追跡します。
心拍数や標高データを活用して、ペース配分や持久力を磨きます。
正確なルート情報を記録し、時間とともに価値あるクライミング履歴を築きます。
自己評価に注目し、オーバートレーニングを防ぎます。
クライミングは、完登することだけでなく、学び続けることも同じくらい重要です。新しいツールを活用することで、すべてのセッションが成長につながる機会になります。
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